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こんにちは、福祉介護リフォーム担当の村上です。いつもホームページをご覧頂きありがとうございます。
今回は、神戸市N様のところでの手すり工事をご紹介したいと思います。
N様は、パーキンソン病という難病を発症され、すくみ足(足が出にくくなる症状)や、ふらつきがあり、これまでも転倒をくりかえしておられていました。
そこで、ご本人様やご家族様がご自宅内での生活に不安があったため、今回トイレの手すり取付けのご依頼を頂きました。
トイレ内を見させて頂くと、便器が入口から遠く、便器からの立ち座り動作時にも持つ物が無い状態・・。
この場合、よく見かける光景は、ペーパーホルダーに手を付き立ち上がろうとする動作ですが、ペーパーホルダーは、小さなビス3本程度で留まっているだけなので全く強度が無くとっても危険!
私の手すりの考え方の一つに、
「手すりは極力シンプルに。且つ、沢山の動作が行えるようにすること」です。
この考えの元、今回は、「T型手すり」をご提案させて頂きました。
まず、
水平手すり部分は、
①入口から入った際に直ぐに持てる。
②便器までの移動で使用出来る。
③扉を開ける際、体が保持出来る。
縦手すりに関しては、
①便器の立ち座りの際に使用出来る。
②衣服の着脱時の際に使用出来る。
如何でしょうか?
この手すりだけでこれだけの動きを補助することが出来るんですね!
N様にも大変喜んで頂き、
「これからの自宅での生活が安全に過ごせるよ」とおっしゃって頂きました。
手すり一本、されど一本。
ほんの少しのことかもしれませんが、これが大きな事故を防ぐ大きな一歩(一本)かもしれませんよね。
小さな工事から大きな工事まで、お気軽にご相談下さい。
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