Reform Column, Q&A
お住まいは、シロアリの予防をすることで耐久性が増し、より長く快適に住み続けることができます。
新築の住宅を建てる際にも、あらかじめシロアリの防除をしておくことで、安心の住環境をつくることができます。
予防には、床下の木材と土壌を薬剤処理し、床下に防蟻層を設ける方法が採られます。木材には穿孔注入処理・(※注)吹き付け処理、土壌には散布処理を行います。浴室やトイレには特別な処理を行って防蟻層を作ります。
防蟻層には、シロアリが触れると死亡する効果があり、これで外部からの侵入を防ぎます。この処理がきちんと行われていれば、もし庭にシロアリがいても建物が被害を受ける心配はありません。薬剤は低毒性薬剤が使用され、低毒性、超低臭性薬剤が使用されます。
(※注)新築予防では行いません
もし、すでにお住まいがシロアリの被害にあっている場合は、早急な駆除が必要です。
駆除は薬剤を使って行われますが、その際に使用するシロアリ防除薬剤は、全て公的な機関で審査された認定薬剤です。一般住宅の防除で使用する薬剤は、使用時には全て普通物(毒・劇物ではない)です。
駆除を行うスタッフはすべて研修を受け、駆除技術、薬剤についても熟知した者ばかりです。また、事前の調査において、化学物質過敏症、シックハウス症候群、アレルギー体質、妊婦、乳幼児、病人、さらにはペットの飼育状況や、井戸の有無など細心の注意を払って充分にチェックします。
巣を根絶しても、別の巣や餌場からの侵入が無いと言い切れません。
定期管理によりシロアリの活動を常に監視し、新たな被害を未然に防ぐことが家を守るひとつの手段といえます。被害を完全に防ぐためには、駆除と予防を併せて行う必要があり、被害家屋に対する防除工事は必ずこの両方が行われています。一般に駆除工事といえば、駆除と予防を含む工事を意味します。
コープ住宅では、薬剤を使わず1年に1回お住まいの内外を点検し管理する、定期管理システムをおすすめしています。
「シロアリ生態監視容器」でシロアリを監視し、1年に1度チェック。
シロアリ、腐り、カビ、水もれなどを見逃さず、住まいの傷みを早期発見することが可能です。
薬剤を使わない環境に優しいシステムです。
※コープ住宅では、シロアリ対策のプロによる床下診断を無料で行っています。
シロアリ被害が疑われるときや、春先に家の近くで羽アリを発見した場合、また何となく気になる場合も、まずはお気軽にお問い合わせください。