Staff Blog
今、雨水を生活水として再利用できる『雨水タンク』について、お問い合わせが 急増中です。
お風呂の残り湯を洗濯などに再利用しておられるご家庭は多いことと思いますが、雨水のリサイクルは、まだご存じなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。(^^)
雨水タンクとは、雨水を貯めておく設備(容器)のこと。雨樋を通じて、お家の屋根に降った雨水を一時的に集める仕組みです。
「雨水貯留タンク」、「雨水貯留槽」と呼ばれることもあります。
◆何と言っても、たまった雨水は当然 無料ですので、遠慮なくたっぷり使うことができます。
・鉢植えのお花や植物の水やり、庭木・家庭菜園・芝生などの散水に。
・外まわりの掃除、洗車に。
・ワンちゃんのお散歩後の足洗い、リードなどのお洗濯用に。
・夏の打ち水に。
◆水道水を使う量が減らせるので、節水にも役立ちます。
◆既存の雨樋を利用して、簡単に設置できるのも魅力です。
シンプルなデザインと落ち着いたカラーなので、一般のお家の壁やお庭にもなじみやすいです。
また、本体もコンパクトで場所をとりません。
◆災害などの非常時、断水になったとしても、タンク内の水があればトイレの排水用に使えます。こんな備えがあれば心強いですね。
◆一時的な雨水の流出抑制になり、側溝・河川・下水管への負担が軽減されます。これによって、特に集中豪雨時には、小なりと言えども浸水の被害対策にも貢献できます。
●上部にはフタも付いていますので、いつでも水の量を確かめられますし、タンク内の掃除も簡単です。
●本体の裏側の左右に、集水用と排水用の2つのホース接続口が設けられています。
どちら側を集水/排水に使うかは自由です。(設置条件や雨樋との位置関係にも因ります)
・集水用ホース: 雨樋とタンクとを結ぶ「集水器」に接続させます。
・排水用ホース: 大雨の時などにタンク内が満水になったとしても、オーバーフロー分はこの排水用ホースから流れ出ていきますので、逆流などの心配はご無用です。(^^)
また、タンク2台を並べて設置する場合、タンク同士をこのホース接続口でつないで使うこともできます。
●雨樋とタンクとが接続している集水器の中にはメッシュフィルターが付いているので、落ち葉などの大きなゴミはタンクには流れ込まないようにできています。
たとえ小さなゴミや泥が入ったとしても、それらは蛇口コック下の脚部分に沈殿するので、コックからは比較的きれいな雨水が出る仕組みになっています。
●また、脚部分に溜まった泥やゴミなどは、本体裏側にあるドレン排水口(左右2か所)から排出することができます。
ちなみに、衛生上の観点から雨水タンクの配管は上水と接続することはできません。
しかし、貯蓄量が少なくなった時などに、例えばお風呂の残り湯を足しても良いのです。
貯水タンクとしての使用方法も、アイディアしだいで広がりますね。
これまで雨が降っても何もせず、雨水が流れるがままにしていたけれど、このタンクという形で雨水を再利用することによって、「これで無駄にすることはなくなった」という思いで安心できた、という声もおききします。
夏、庭木の散水時に(無意識にでも)水道料金が気になっておられた方も、この雨水タンクがあればホッとできることでしょう。
降水量の多い日本は、雨水リサイクルの恩恵にあずかりやすい環境にあります。
初期投資は必要ですが、この夏からでも 雨水の再利用を始めてみられませんか?
雨水タンクの設置に際しては”省エネ貢献”による助成金の出る市町村もあります。
ご興味を持たれた方はお気軽に、いつもの地域担当者、もしくは最寄りの営業所までお問い合わせ下さいね。
この記事に関連したブログ