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玄関ドアも今や自分の手で最後まで閉めなくても、ちょっと押してやるだけで、あとは勝手に静か~に閉まってくれますよね。でも、
・「もうちょっと速く閉まって欲しいのに!」…とか、逆に
・「閉まる速度が速すぎるようで気になる」
などというご不満はありませんか?
ドアをゆっくりと自動的に閉める為の装置を「ドアクローザー」と言います。
このドアクローザーは閉まる速度の調整ができますので、それらの不満を解消できる場合もありますよ!
これからその調整方法を、簡単にご紹介させていただきますね。
まず、ドアクローザーの本体部分(箱のような部分ですね)をよ~くチェックして下さいね。
油がにじんでいませんか?
油が漏れている場合は、内部パッキン劣化のサインですので、クローザー本体の取替えが必要になります。
ドアの閉まる速度は、次の3段階の速度区間で設定できます。
・第1区間 : 全開状態~3分の2程度が閉まるまで
・第2区間 : 3分の2程度~ドアの閉まる寸前まで
・第3区間(ラッチング): ドアが閉じる寸前の区間
ドアクローザーの本体側面には、この区間毎に速度を調整する「調整弁」(ネジ)が付いています。
調整は、第1⇒2⇒3の順に、各調整弁をドライバーで回して行います。
プラスネジ式の弁が多いようですが、マイナスネジ式や、旧型ですと六角レンチが必要なものもあります。
まずは、ご自宅の玄関ドアクローザー本体の側面をご覧ください。
ほとんどのドアの場合、上下に2つの調整弁が付いているはずです。
最近のものでしたら、3つ(第3区間まで対応)付いているものもあることと思いますが、ここでは下の写真のように、2つの調整弁(第1、2区間対応)のクローザーを対象にしています。
また、上記のように、調整方法の説明書きのシール等が貼ってあるものもありますが、説明書きが無くて、どの弁がどの区間なのかわからない場合は、メーカーにお問合せ下さい。
第1区間調整弁、もしくは第2区間調整弁をドライバーで左右に回して、調整を行います。
●右(時計回り)に回すと、閉まる速度が遅くなります。
●左(半時計回り)に回すと、閉まる速度は早くなります。
写真は第1調整弁を調整中ですが、第2調整弁も同様に調整します。
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第1と第2の兼ね合いもありますが、この調整により、お好みの速度でスムーズ且つ静かに ドアが閉まるようになります。
また、上記の調整を行っても速度が変わらないという場合は、油切れなどの状態が考えられますので、取替えの時期かもしれません。
もしもドアクローザーの調子が悪かったり、調整方法がわからない場合は、いつもの営業担当者か最寄りの営業所まで、お気軽にお問い合わせくださいませ。
情報提供は、西部営業所の嶋岡でした。
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