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先月、担当地域の組合員さまより、和瓦の葺き替えの工事依頼を頂きました。
↑上の写真は、工事完了後、葺き替えたばかりの真新しい「セメント瓦」です。
(ピカピカですね)
当初は、既存の瓦と同じ粘土系の「いぶし瓦」での施工を予定していたところ、折しも熊本大震災が発生しました。
その為、(地震等の天災があった場合も含めて)家にとって極力負担の少ない軽量の屋根材が良いということで、「セメント瓦」にて施工させていただくことになったのです。
それでは、葺き替え工事の様子を追っていきましょう。
まず、既存の瓦の撤去するところから始まります。今回は、1階の屋根部分が施工対象です。
既存の瓦を外しますと、野地板と呼ばれる下地の木材が現れます。
野地板の状況が良く、そのまま使用可能であれば、その上からルーフィングと呼ばれる防水シートを貼って、雨が家の内部に入ってこないようにします。
いよいよ、新しいセメント瓦を乗せていく作業に取りかかります。
この際、瓦を釘で打ち付けていくのではなく、「桟」(さん)と呼ばれる瓦を引っ掛ける為に平行に取り付けられた副資材を使用します。(写真上↑)
釘を使用すると、将来打ち付けた箇所からの錆びや劣化により雨水が浸入してしまう可能性があるからです。
この工法で屋根を施工しますと、和風の外観も損なわずに重量はかなり軽量化することができます。
真新しい屋根の元、これからも安心してご家族がお過ごし頂けることと思います。
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当ホームページ内でも、屋根のリフォームの基礎知識のページを用意しております。
今回の「瓦の葺き替え」についての記事もありますので、お時間があれば読んでみてくださいね。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました♪
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