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いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。姫路営業所のツボイです。
先日、築40年の木造家屋において、1階和室と2階和室の壁補強工事を行いましたので、今日はその模様をレポートいたします。
まず2階和室の壁を解体します。壁の内部がむき出しになっていますね。
〔写真・下↓〕内部の構造が、よくお判りいただけることと思います。
この状態で、壁の補強のため、耐震改修パネルを取り付けます。〔写真・下↓〕
大建工業の「かべ大将」という壁材(ボード)を使用しています。
かべ大将を使用すると、
・既存の天井や床を壊すことなく、内壁を替えるだけで済みので、廃材も出ず、工事費も抑えられる。
・住み替え不要、工事も短期間で済む。
・ホルムアルデヒド規制対象外商品なので、健康面でも安心。
などの多くのメリットがあります。
かべ大将の取り付けが終わったら、仕上げを残すのみです。
・ビニールクロス貼り
・エアコンの設置
・コンセントの設置
等を行って、2階の工事は完了です。(お疲れさまでした)1階の和室も同様の施工が待っています。
今回の耐震工事を行ったことにより、建物の耐震性能がアップしたことを「is値」によって表しますと、次のようになります。
●2階〔X方向〕 0.96 ⇒ 1.38 〔Y方向〕 0.98 ⇒ 1.23
●1階〔X方向〕 0.91 ⇒ 1.01 〔Y方向〕 0.69 ⇒ 0.90
一般的な住宅については「is値が0.6以上か、否か?」がひとつの重要な目安となりますので、充分な強度が出ていると言えるでしょう。
これからも安心して、ゆったりお住みいただけることと思います。
is値とは、建物の耐震性能を表す指標のことです。
地震力に対する建物の強度や粘り強さ(変形能力)を考慮して、建築物の階ごとに算出します。
水平面での2方向…例えば<南北と東西>、<短辺と長辺>などを、共通の名称として「X方向とY方向」と呼びます。
この2方向について、それぞれの強度を検証します。
これまでの地震被害の研究から、is値は0.6以上で、大きければ大きいほど耐震性が高いと判断されるのです。
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当ホームページ内でも、耐震リフォームについて、コツやポイントなどを詳しくご紹介しています。
お時間があれば併せて読んでみてくださいね。
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