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いつも当ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。西部営業所の中尾です。
先日、組合員さんより「屋根裏がカビ臭いんです。雨漏りしてるのかも?!」とのお問い合わせをいただきました。
さっそくお宅に駆け付け、原因を探るべく屋根裏に潜入してきたその模様を レポートしますね。
屋根裏にはもちろん 窓も明かりも無く、薄暗~い、何とも言えない雰囲気が漂っています…(-_-;
↓昔、上棟式の際にお飾りした幣串(へいぐし)が残っていたりします。
特に北面の野地板に、「腐朽菌(ふきゅうきん)」が多く発生しているのが気になりました。
※腐朽菌とは「きのこ」の仲間で、木材を腐らせる菌類の総称です。
↓写真では白っぽく、ペンキの汚れのように見えるものがそれです。
調査の結果、カビの原因は雨漏りではなく、「結露」によるものだったと判りました。
天井裏は特に、湿気を含んだ暖かい空気がたまりやすい場所です。特に冬は、その暖かな空気が冷えた外気によって冷やされ「結露」が発生しやすいんです。
対策としては、「棟換気(むねかんき)」の設置が一番有効です。
「棟換気」とは、屋根裏の換気を促す為に、屋根の棟(一番高いところ)に穴を開け、そこに取り付ける特殊な<蓋>のことです。
雨水や害虫は入れずに、空気のみが通る設計になっているので安心です。
こちらのお家の屋根にも「棟換気」を設置し、更にLIXIL社のTルーフを重ね葺きすることになりました。
これでもう、屋根裏のカビ臭さともさようなら☆ですね!
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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