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こんにちは、甲南事務所の山本(健)です。いつもホームページをご欄いただきありがとうございます。
マンションにお住いの組合員さんから「壁紙のカビが酷くて困っている」とお問い合わせが入ります。
「画像①」現在のマンションに比べ築30年以上のマンションはコンクリートの壁の断熱が薄いため、冬場に室内の壁の中に結露水が発生しやすくなります。その結露水がカビの主な原因です。「家具をどかしたら裏がカビだらけだった」というお声を聞きますが、「家具の裏」と「壁」のスキマは空気の流れが少ないので結露した水分が蒸発しづらく、カビが発生しやすくなります。またカビが発生している壁は外部に面している壁がほとんどで、室内同士の間仕切り壁にはあまり見られません。壁にぴったりつけている家具を少し手前に出すだけで、家具と壁の間に空間ができるので、空気が対流し結露水が乾きやすくなります。どうしても結露がひどい場合は、壁紙を貼り替えするだけでは根本的な解決にならず、再発する可能性が高いと言えます。
そのような場合は壁断熱という工法があります。石膏ボードやベニヤの裏に発砲スチロールのようなスタイロという素材が張り付いている材料を壁に貼ります。「画像②」「画像③」あくまでも石膏ボードやベニヤは下地材なので壁紙などで仕上げをします。調質効果のあるエコカラットを貼るとより効果は高くなると思います。カビを0にすることは完全には不可能ですが、リフォームではかなりカビに対して効果のある工法です。
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