Reform Column, Q&A
「品質を確保し、安心できるたたみをお届け」
その信念から始まった、たたみのご提案。
7月頃から、「い草」の苗を育てはじめ、11月下旬から12月の寒い時期に本田へ植付けを行います。
植付けから3ヶ月の間に「い草」は丈夫な根を地中に張ります。
い草の苗です
手作業による圃場への植え付けの様子
約60cm位に伸びた「い草」を先刈り(先端を切る作業)します。
※なぜ先端を切るかというと…
(1)い草に刺激を与える。
(2)太陽光を根元まであてて、い草の発芽を促す。
先刈り後くい打ち→網張りをし、
「い草」の成長と共に網上げを行っていきます。
※い草はこの時期に一気に成長する為、
網を張らないと風が吹いたら倒れたり折れたりします。
「い草」は暑い5月~7月にかけて盛んに光合成を行います。
この頃から肥料を与える事により「い草」の伸びやすい気象条件に加え、豊富な栄養のおかげで「い草」はぐんぐん伸びていきます。
6月中旬から、「い草」は網を外され刈り取りされていきます。
「い草」の刈り取りは日中の暑いうちは「い草」が傷んでしまう為、日もまだ上がらない朝方3時・4時から刈り取りは始まり、日が昇るまでと日がしずみ夜露の時に刈り取っていきます。
※刈り取ったい草はすぐに農家の作業場に運ばれます。
刈り取られた「い草」は汚れを洗い流した後、すぐに「泥染め」という作業に入ります。
天然染土で泥染めを行う理由として、保湿性を高め「い草」の繊維を傷めないようにするためです。
泥染めを終えた「い草」は余分な染土を落とし乾燥釜で乾燥されます。
乾燥は温度を調整しながら約17~20時間もかけてゆっくりと行います。
←乾燥釜内部。
い草から出る蒸気で白くなっています。
「い草」を長さ別に選別機で選別し、長さ別にまとめます。
その後、加湿を行います。
※なぜ加湿するかというと…
(1)加湿するとい草が膨らむので織機の針が刺しやすい。
(2)仕上がりがきれいになる。
(3)製織する際い草が折れない。
加湿を終えた「い草」を一本一本手作業で選りすぐり選別し製織し、たたみ表に仕上げます。
製織したたたみ表は一枚一枚丁寧に検品し、仕上げていきます。
一枚一枚最後のチェック!